川崎北部市場の「富士弁」でボリュームたっぷりの朝ごはん。朝から刺身とモツ煮で大盛りごはんを平らげる。
川崎市の宮前区には、川崎北部市場という市場があります。
海の近くでも山の近くでもなく、不思議な位置に存在します。
田園都市線とバスを乗り継いで来ないといけないので、なかなか来難い場所ですが、近所で車で来れる方は、食品などのまとめ買いなどで結構訪れるようです。
一般の人でも入れます。
車で来れる場所にあるので、気にはなっていたのですがなかなか機会がなく、今回は初めて行ってきました。目的は買い物ではなく、市場の朝ごはん。
市場飯です。
市場ってあまり来ないですが、ひとつの街のようになってます。
驚いたのが、横浜銀行や床屋、歯医者まであるのです。
すげえな、市場!というのが、最初の感想。
競りの模擬体験などの、一般の方に向けたイベントも定期的にやっているみたいです。
入口に警備員のような方が立っているので、関係者しか入れなそうに感じたのですが、実はかなりオープンな場所です。
昭和レトロ感溢れるグルメストリート。
市場内に入って行き、3階に階段で上ると、そこはグルメストリートになっています。
建物自体も年季が入っており、全体的にレトロ感を感じます。
ずらっと並ぶ食堂は、どこも昭和レトロ感満載のお店ばかりで、歩いて眺めているだけでも楽しい。
どこの店に入ろうかかなり迷います。
市場ということで鮮魚の海鮮丼とかも良いけど、洋食系もボリューム満点で捨てがたい。
食品サンプルもかなり年季が入っています。
想像できませんね。どんな料理が出てくるのか。
でも、雰囲気は大好き。
ちなみに、北部市場のトイレはきちんと清掃されていて、かなりきれいです。
綺麗なトイレがある場所を常に意識して行動している僕としては、安心しました。
とりあえず、初めてきたので、1階の市場を散策します。
日用品、調味料、鮮魚、精肉、野菜、果物、駄菓子屋の景品などなど、なんでもあります。タイムセールなんかもやっていて、ワインが3本1,000円で売っていたり、見ていて楽しいこと楽しいこと。
市場内にもいたるところに食堂が点在しています。
定食やラーメンのお店など色々あり、どこに入って良いかかなり迷う。
早くも飲んでいる方や、ボリューム満点の定食を食べている方、朝早い時間なのに、結構皆さんガッツリやってます。
人が食べているものを凝視して、どの店に入るべきか考えながら歩きます。
迷った挙句、うどん・そば・飯の富士弁へ。
で、市場の中をぐるぐると回って、今回来たのは「富士弁」というお店。
外席でモツ煮とごはんを食べている人に目が釘付けになり、3回くらい店の前を行ったり来たり迷った挙句にこの店に決定。
どうやら、皆さんが食べているのは、どうやら本日のサービス定食。
食券を買って、お盆を持って並びます。
お盆はセルフです。片付ける時にきちんと拭いて、次の人がまた使う、というルールのようです。
食券をおばちゃんに渡すと、ご飯とモツ煮と味噌汁とどんどんとカウンター越しに置いてきます。他の人のを取らないように気を付けながら、ひとつずつお盆に乗せてきます。
カウンターでも食べられるようですが、じゃっかん奥行が狭く、お盆を置くのに不安定なので、外席に移動します。
びっしり詰まった大盛りごはんをモツ煮と刺身でかき込む快感。
席を確保していただきます。
隣では、缶ビールを片手にモツ煮で一杯やってる先輩もいらっしゃいます。
うらやましいが、二日酔い気味なので、次回に回します。
まずはマグロの刺身。
市場のものなので、新鮮で脂が乗っていてトロトロです。
筋張ってそうに見えますが、噛むととろける、あっさりとしてトロのような食感です。
刺身を頬張り、熱々のごはんをかきこみます。
次にモツ煮。みそ仕立てでホッとする味付けです。
塩ベースのモツ煮を出す店もありますが、よほど良いモツでないと臭みを感じるので、僕はみそ仕立てが好きです。
モツ煮を口に頬張ってごはんを頬張る。
ごはんは見た目以上に詰まっていて、かなりボリュームがあります。
味噌汁も、おばちゃんから受け取ったこともあり、どこかよその家の味噌汁をご馳走になっているような、家庭的な味です。味噌汁はやっぱりこうでないと。
あとは、もう刺身⇒ごはん⇒モツ煮⇒ごはんの反復運動です。
※念のため上からのビューも掲載しておきますね!
二日酔いの胃で、ちょっと食べきれないかと思いましたが、夢中で平らげてしまいました。味噌汁のおかげで二日酔いもいつの間にか治ってました。
朝食にしてはかなりのボリュームでしたが大満足。
カレーライスも美味しそうで、また来てみたいお店です。
市場の定食は、身体を使って働く方が食べるので、全体的にかなりボリューム満点のようです。まだまだ開拓の余地ありです。
市場自体も活気があり楽しいので、ブランチを食べに来るのがちょうど良いかもしれません。子ども連れなど家族で来ても楽しいと思います。
今度は市場飲みに挑戦してみよう。