溝の口で休日居酒屋二軒のハシゴ酒|晩杯屋→ジョウモン→松虎亭でシメのラーメン。
月に一回の外飲みに行ってまいりました。
今回はしばらくご無沙汰していた溝の口です。毎日通勤で使っているのですが、毎回たまい系列のお店に行くのも飽きてきたので、しばらく町田方面へ浮気をしていました。
町田で最初に訪れた際に衝撃を受けた、激安立ち飲み屋の晩杯屋が溝の口に出来たという噂を聞いたので、今回は溝の口でひさびさのハシゴ酒です。
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晩杯屋(ばんぱいや) 溝の口店 つまみがほとんど100円台!
超激安居酒屋の「晩杯屋」は溝の口西口商店街の外れにありました。
東急溝の口駅を西口商店街の方に降りて、西口商店街に行かずに右折、ちょうど、串カツでんがながあるあたりです。
元々何屋さんだったのか忘れてしまいましたが、溝の口界隈はどんどん店が入れ替わりますね。
たしか13時くらいからやっているはずだったと思ったのですが、店先に焼酎のダンボールなんかが無造作に置かれていたので、一瞬まだ営業していないのかと思いました。
訪問したのが15:30くらいで、昼でもなく夕方でもない中途半端な時間帯だったので、先客は二人だけ。大人しく飲んでいる中年男性と、すでに出来上がって店員にちょっかいを出している女性客。
偶然かも知れませんが、晩杯屋にくると町田店でも個性的なお客さんが何人かおられました。何か引き寄せるものがあるのでしょうか。
店内は結構広めで、カウンター席と長テーブルが幾つかあり、そこそこの人数が入れそうです。すべて立ち飲みです。椅子とかありません。
店員さんは若い方が多く、よく言えば活気がある、悪く言えば私語が多いように感じました。お客が少なかったので、私語をするのは勝手だとは思うのですが、もう少しトーンを落としていただけるとおじさん静かに飲めたのにな、と感じました。
まずはバイスサワー。
バイスサワーは業務用しかないので、酒屋ではなかなか手に入りません。
楽天で手に入るので、1ダース買おうかと思っていたくらい飲みかった一杯です。
飲んでみると期待をあっさりと裏切って、何の変哲もない梅しそサワー。
梅しそエキスと炭酸水があれば作れそうな感じです。でも、このレトロな感じの瓶となかなか飲める店も少ないので、あると必ず頼んでしまいます。
2杯3杯と飲むような感じではないのですが、駄菓子屋で出て来そうな感じの味付けです。
うまい棒とか焼肉さん太郎などの駄菓子をアテにバイスサワーを飲んだら合いそうですね。
なす生姜。130円。
安い居酒屋ではあまり凝ったメニューは頼みません。
個人の見解ですが、安い居酒屋では総じてシンプルなメニューが無難だと思います。
やはり、安く提供するためには何かしら細工が必要で、値段がそこそこする居酒屋と比べると劣るものは劣ります。しかし、文句は言いたくないので、絶対に外さないようなシンプルなメニューをチョイスするのです。
あと、ハシゴ酒をするうえでも最初はシンプルなメニューを頼むようにしています。
なす生姜は茄子をそのまま挙げたもの、揚げたての熱々でさくっと出てくるのが良いですね。家で飲む時も時々フライパンでやります。
アンコウの唐揚げ。これが180円とは恐れ入ります。
これもまた熱々で出てきます。
ポン酢と七味唐辛子をかけていただきます。
最近揚げ物が苦手になっていたのですが、魚系の揚げ物をさっぱりとポン酢でいただくとまだまだいけることに気が付きました。
最後はチューハイ 250円。
チューハイも無難な路線ですね。レモンサワーなどの味の付いたサワーは使っているサワーのエキスによって味の差が出てくるのですが、チューハイはあまり外れがありません。
30分くらいでさくっとお会計。会計はこれで1,000円いきませんでした。
13時くらいから営業しているようですので、待ち合わせやちょい飲みには最適のお店です。
基本的には好きなお店ですが、今回はちょっと辛口に言わせていただくと、店員さんの香水の匂いがきつすぎて、気になって気になってしょうがなかったです。
ここ数年で飲食店だと煙草の煙り問題がやたらと話題になっていますが、僕の場合人工的な香水の強い香りほど料理の邪魔をするものはないと思っています。
煙草は煙草で迷惑な部分もありますが、香水の方が僕にとっては勘弁してよ、と思ってしまうのです。
一層のこと煙草の煙でこの匂いを消してくれ、と思ってしまいました。
せめて店員さんは配慮していただけるとありがたいですね。
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OKKA634そろそろ完成!
次の店を目指して、ポレポレ通りを歩いていくと、工事中だったゲームセンターがリニューアルに向けて着々と出来上がっております。
OKKA634という名前だそうです。
入っているお店は今までとほぼ変わらずという感じです。セブンイレブンとしゃぶ葉が入っているのがちょっと新しいといったところでしょうか。
10月中にオープンだそうで、最後の仕上げ。
特にこれといって寄らないビルでしたが、どんな感じなのかオープンが楽しみです。
マルエツもリニューアルするので溝ノ口の街の雰囲気も変わってきそうです。
すでにホームページもあるようです。
名前の由来もきちんと書いてありますね。
ジョウモン 溝の口店 落ち着いた創作料理の良店。
ポレポレ通りを抜けて、二ヶ領用水沿いに高津方面に歩いていくと本日の目的のお店「ジョウモン溝の口店」に到着です。
僕はハシゴ酒する際には、初めての街以外は大体メインのお店を決めておいて、その店が始まるまでの時間を早く空いているお店で繋いでいくような感じで飲んでいます。
今回のメインはここです。
溝の口方面から歩くと場所が分かりにくいのですが、焼肉苑という焼肉屋さんの斜め向かいにあります。
数年前からあるのは知っていたのですが、引っ越しをしてからなかなか行く機会がなく、今回初めての訪問です。
17時くらいに行ったのですが、すでに予約がかなり入っているようで、18:30までの時間限定で入れてもらえました。一人飲みなんで一時間も居れれば十分です。こういう時にフットワーク軽く飲めるから一人飲みがやめられません。
ぞくそくと予約のお客さんが入っていたので、かなりの人気店のようです。
僕はてっきり個人経営のお店かと思っていたのですが、チェーン店のようです。
しかし、チェーン店のように型にはまっておらず店内の雰囲気は良い感じです。
溝の口界隈の居酒屋ではなかなかない感じの雰囲気です。
博多料理のお店だそうで、こんな感じでカウンターには焼き物が並んでいます。
こういうの大好物です。
一杯目はハイボール。
メニューはキャベツの上くらいに見える赤い紐を引っ張ると出てきます。
メニューは赤いところでお願いします、と言われた時、一瞬訳が分からなくなってちょっとテンパってしまいました。
お通しはキャベツで、かかっている塩だれは焼き串に付けて食べてもよいそう。
串のメニューはこんな感じで選ばせてもらえます。
字だけだとよく分からないことがあるので、こういう気配りはうれしいですね。
ただ、「ささっ、どうしましょう!」という感じで迫って来られるので、初めてのお店ですぐに決断出来ない僕は結構焦ってしまいます。焦りながら串3本をオーダー。
焼き物は時間がかかるので、ということで店員さんがすぐ出るメニューを進めてくださったのですが、二軒目ということもあり、ハイボールを飲みながら焼き物を待ちます。
待っている間もお客さんがまだ少ないせいか、店員さんが他愛もない話で話しかけてくれます。一人で飲むのが寂しい方には良いかもしれません。
思ったほど待たずにシロが焼き上がりました。
博多のモツというと甘味のあるプルプルした食感が特徴ですが、ここのシロはさくっとした食感で、あまり脂肪を感じさせない食感です。
秋刀魚串。
おじさんこういうのが大好物です。
串と言っても焼き鳥や焼きトンオンリーの店は多いですが、魚介系や野菜、創作串が多いのがジョウモンの特長です。
かまぼこのバター炒め。
これも創作料理です。かまぼこをバターで炒めるという発想はなかった。
熱々のかまぼこにバターの香ばしい香り、そこにマヨネーズを付けていただきます。
個人的には醤油とか塩を少し足しても良いかと思いました。
店員さんは付けたいものあったら言ってください、と言ってくれましたが、まずは初訪問ですので、出されたものをそのままいただきます。
バターの香りとかまぼこって意外に合いますね。
メニューをみる限りジョウモンはこういった創作料理がまだまだありそうです。
追加でレモンサワー。
これも青いレモンを使っており、さっぱりしていて美味い。
一瞬、カボスサワーか何かと間違えたのかと思いましたが、ちゃんとレモンサワーでした。久々に人工的でないナチュラルなレモンサワーを飲みました。
店員さんがかなり気配りをされていて、飲み物がもう少しでなくなりそうになると、すかさず追加オーダーを聞いてきます。話かけられるのは苦手な僕ですが、こういう気配りは良いですね。
そして、一番気になっていたすき焼き串。
豚肉に春菊が巻いてあり、それをすき焼き風の甘辛いタレで焼いています。
ネギも間に入っていて、卵に付けて食べるとまさにすき焼き。
すき焼きをちょっと食べたい時には最高です。
白菜ではなく春菊を撒いてあるので、非常に香りがよくさっぱりしてハシゴした胃にも負担がありません。
これはごはんに乗せて食べても絶対に美味い奴です。
最後は久々の本格芋焼酎「明るい農村」。
安価で美味い芋焼酎で大好きな銘柄です。
最近はもっぱらホッピーやチューハイ、ハイボールなんかがメインでしたが、久々にロックで飲む焼酎は美味い。
会計は3,200円程度。
一品一品の値段は溝の口界隈の居酒屋と比べるとまあまあするのですが、満足度は高く、コストパフォーマンスは良いと感じました。
(値段の感覚は、僕が最近激安居酒屋を中心に訪問しているので、感覚がおかしくなってきているところもあります。)
創作料理の手が込んでいるので、何回か通っても楽しめるお店です。
雰囲気も良いので、溝の口界隈で落ち着いて飲みたい方、誰かと飲みに行く際のお店を探している方は是非予約してみて欲しいです。
溝の口駅、高津駅から多少は歩きますが、その分駅周辺の喧騒感がないので、静かに飲むには良いお店です。
個人的にはお客さんの少ない時間帯に入ったせいか、店員さんの追加オーダーのプレッシャーを少し感じてしまいましたが、店員さん全員が頑張って接客してくださっている印象を受け、非常に素敵なお店だと感じました。おススメです!
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余談ですが、店員さんにお話しを聞いたところ、斜め向かいの焼肉屋「焼肉苑」がそろそろ閉店するそうです。昔ながらのガスで焼く焼肉屋さんで、ランチが安いので、妻が妊娠中にはよく昼飲みで通っていました。
溝の口はどんどん新しいお店が出来てきているのですが、こういう昔から愛用していたお店が少しずつ少なくなってきているのが寂しいです。
閉店前に何とか一度でも行けるといいな、と思います。
松虎亭(しょうこてい) シメのブラックラーメン
溝の口駅方面に戻りつつ、最後はひさびさのシメのラーメン。
ずっと前から一回は来なきゃいけない、と思っていた松虎亭です。
真っ黒な盛岡ラーメンで有名なお店です。
溝の口駅前で、エスパスというパチンコ店の並びにあります。
この辺りは付け麺の哲、新しく出来た横浜系ラーメン、たまい系列の鶏がら煮干しラーメンなどラーメンの激戦区になりつつあります。居酒屋あるところにシメのラーメン店あり、といった感じです。
迷わず盛岡ラーメンを頼みます。
待つこと数分。出てきたラーメンは物凄く体に悪そうな色しています。
真っ黒!すごくしょっぱそうです。
しかし、スープをすすってみると、意外にも全然しょっぱくない!
寧ろあっさりしています。
少し酸味を帯びており、よくある中華屋さんのラーメンのように化学調味料のピリピリ感などのカドがなく、非常にまろやかで独特な味わいです。
麺は細麺。すでにスープの色で変色しています。
シメのラーメンとしては非常に食べやすくするすると入っていきます。
具はメンマとチャーシュー、ホウレンソウどこもあっさりとして主張がないので、食べやすい。最近の新しいラーメンはやたらと個性が強く、チャーシュ-などもかなり主張が強いものが多いですが、こういうのがシメのラーメンには最適なんです。
するすると入ってくるので10分程度で完食。
もたれず、酒を飲んだ胃に塩分をチャージできました。
久々に溝の口を歩いていると、十字屋のあったところに新しい居酒屋が出来ていたり、数ヶ月の間にかなり変化があったようです。
ただ、個人的には15年以上溝の口界隈で飲んでいたので、昔の店がなくなり、チェーン店が進出してくることがいささか寂しくも感じます。
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