続・これから坊主にする君へ。
最近会社でのあれこれ悶々と考えることが多く、酒量が増えたため睡眠も浅くよく夢を見るようになってきた。
先日みた夢の中で名前が出て来ないのだが高校自体の同級生が出てきた。
顔は見えていないのだが、声で高校時代のそんなに親しくない同級生だと判別できた。何故この同級生が出てきたのかは不明である。
その同級生は自転車に乗っていて道路を歩いていた私にすれ違いざまにこんな声をかけてきた。
「人と会いたくないのは、今の自分を人に見せたくないだけなんだよ。」
何のことかとお思いになるかも知れないが、自分だけにはよくわかる。
坊主にした頭のことである。すでに坊主3年生となり周囲の人にも定着してきたと思っていたのだが心のどこかにまだ決着が着いていなかったのだ。
以前このブログで「これから坊主にする君へ。 - たかもブログ」という記事を書き、坊主を肯定的にとらえていたのだが、3年間マルコメをやっていて感じたちょっと辛口な現実を書いてみたい。
坊主にしても抜け毛は減らない。
坊主にした時点でシャンプーしても抜け毛が見えないので問題を置き去りにしがちだが、最近よく見てみると短い毛がきちんと抜けているのだ。
坊主にしたからといって日頃の人間関係などのストレスが軽減されるわけではないし、生活習慣も変わらないのであれば当然抜けるものは抜けるのだ。
短くしたからといって進行は止まってはいないのだ。
やはり頭が冷たい。
先日のブログで頭は思ったより寒くない、と書いたのだがやはり寒かった。
正月あたりから極端に気温が下がった日があり、ニット帽なしではいられず、おまけに風邪もひいた。
頭寒足熱という言葉があり、頭が寒いのは健康に良いかと自分で誤認識をしていた。
夏についても帽子を被らないと頭皮が直接紫外線を浴び、真っ黒になる恐れがある。
隠すとか隠さない以前に髪がない分何かで頭を守る必要はあるのだ。
坊主にしたことですべては終わっていなかった。
以前から家庭内では禿げを自虐ネタに使ったりしていたのだが、先日妻から一言。
「頭のことは諦めたっていう割には高いシャンプー使ってるよね。」
この一言でハッとした。
坊主にしてからもしばらくは通常より高めのスカルプDシャンプー、現在も頭皮の血行に良いと言われる薬用成分を含んだ少し高級なシャンプーを使っている。
結局気にしてるのだ!
気持ちのどこかで分かっていたのだが、目を背けていたのかもしれない。
坊主にすることですべての呪縛から解放されることはなかったのだ。
冒頭で書いた夢の話もそうだが、自分の中ですべては終わっていなかったのだ。
もしスキンヘッドもしくは坊主にすることで頭皮の問題から解放されようと思っている方がいれば、私からの助言は坊主が終わりではないということだ。
先日会社でマクドナルドの異物混入の話をしていた時、ちょっとした自虐ギャグで「俺なんか坊主だから食べ物に髪が入ってたら確実に俺のじゃないって言いきれるよ!」と言ったら苦笑いアンドスルーだった。
まるで腫物にでも触るかのように。
問題はまだまだ続く。
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