他所では買えない新百合ヶ丘の絶品スイーツ。リリエンベルグのザッハトルテは上品な大人のチョコレートケーキ。
町田で飲んだ帰り道、お菓子の本場ウィーン菓子を食べられるという新百合ヶ丘のリリエンベルグへ行って来ました。町田で飲み食いして帰る際のご機嫌取りのお土産に時々購入します。
漫画の美味しんぼで紹介されたことでも有名で、川崎では知る人ぞ知るウィーン菓子の名店です。
かなりの人気店で、午前中に行くと長蛇の列が出来ておりますが、夕方5~6時くらいに行くとそれでも待ちますが、まあまあ空いています。
店内がそんなに広くないので、順番に数名ずつ店内に案内されるので、行列は必然的に出来るのです。場所が駅からそこそこあるので、車でくる方も多く、常に警備員の方は大忙し。それでもリレンベルグの袋を持った僕にも「ありがとうございました!」ときちんと言ってくれます。
バレンタインデー間近ということで、この日はクッキーなどの焼き菓子コーナーが込み合っていました。ケーキのコーナーは時間も時間だったので、シェフのおススメなどはほぼ売り切れ状態。
名物のザッハトルテは結構残っている状態でした。
家族用にザッハトルテ2つと他のケーキを全部で4つ購入。
子供たちにはザッハトルテは大人の味なので、他のチーズ系のケーキやら適当に見繕ってみます。
ここのケーキはその品質にも関わらずひとつ当たり400円程度とかなりリーズナブルな値段設定で、有名だからといって1.5倍以上するような価格を付けているスイーツなんかより格段に美味しいと思います。
値段って不思議なもので、高くて美味いのは当たり前、この味でこの安さ?!の方がより一層美味しく感じるものです。金出して美味い物を手に入れるなんざ当たり前すぎて能がありません。(おっと失礼、金持ちへの妬みが、、)
値段云々は置いておいてデパ地下に出店しているようなスイーツとは一線を画すスイーツのお店なのです。
まずは食べたいザッハトルテ
色々買ったのですが、写真を撮る前に僕が酔い覚ましの散歩をしている間に家族が平らげておりました。残ったのはザッハトルテのみ。
ザッハトルテの上品さに対してお皿がダサいのはご容赦ください。
こんな感じでカップの生クリームを100円で追加できます。
美味しんぼで紹介されていたのもこのザッハトルテです。
こうやって甘くない生クリームを乗せていただきます。
非常に繊細な甘さです。
チョコレートのカカオと砂糖の甘さというよりは、和菓子のさっぱりとした甘さとカカオ臭の少ない上品なチョコレートが融合したような味です。
チョコの部分は若干シャリシャリとした細かい砂糖のような食感があります。
スポンジ自体は非常にふわふわで柔らかく、チョコの部分の食感とふわふわがベストマッチングしています。シャリふわです。
チョコが練り込まれているように見えますが、香り程度でしつこいチョコの甘味は全然ありません。
上品、繊細といった言葉が合うスイーツです。
洋菓子というと甘さが強いイメージがありますが、全然そんなことのない洗練された甘さです。僕のつたない経験ではありますが、ここまで繊細な洋菓子はあまり食べたことがありません。
まさに大人の味です。
新百合ヶ丘駅から徒歩15分。駐車場ありでも混んでる。
場所は新百合ヶ丘駅から歩いて約15分くらいでしょうか。
歩くにはちょっと距離を感じます。
往復で30分。
店内に入るまでの時間もあるので、電車で来てちょっと寄るにはそこそこの時間が必要です。しかし、そこまでしても買って帰れば喜ばれるでしょう。
全国的に有名というわけでもなさそうで、近辺の人では知らない人も結構います。
ですが味は本物ですので、知らない人には是非食べてみていただきたい。
新百合ヶ丘に来たらちょっと歩いてでも買いたいスイーツです。
運動不足で美味しいスイーツ好きの方は、新百合ヶ丘に降りた際にはぜひ駅から歩いて行ってみてください。必ず歩くだけの価値はあります。