たかもブログ

お酒、スマホゲーム開発、Web制作のことなど好きなことを何でも書いています。事実のみすべて主観です。

Web業界は残業、徹夜は当たり前?Web業界の動向と会社の選び方。

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僕は本業がWeb制作で、業界歴は14年目くらいです。
制作業界というと、最近では残業が問題になっており、制作の仕事をしたいけど労働環境に不安を覚える方も多いと思います。
実際に、新卒の面接をすると、残業に関して恐れを抱いている学生が多いことに気が付きます。(学生じゃなくてもそれはそうだと思います。)

小さな制作会社だと、同期なんていうものもおらず、不安や愚痴などを誰でも共有できなかったりします。不安なのは当然です。

しかし、最近では若い経営者の会社も増えてきて意識は少しずつ変わりつつあると感じます。

Web制作業界で面接に来る新卒や、初めてWeb制作業界に転職や就職を考えている方によく聞かれたりすることをまとめてみました。業界に入る前に少しでも不安が払しょく出来れば幸いです。

本当に残業や徹夜が多いのか?若い社長の会社は比較的残業が少ない。

制作業界というと、残業や徹夜が多いイメージがあり、実際にそんな感じの会社も多いのが現状です。しかし、最近では20代や30代で若手社長の中には制作業界の効率悪い残業を嫌って、よほどのことがないと定時退社を推奨している制作会社も増えているようです。

実際僕は定時から30分以内に毎日帰ってます。

最初に就職や転職する際に、残業時間などが気になります。
実際にネットで調べてみても様々な悪い口コミなどがあり、不安になるでしょう。

40代後半以上で、昔の制作業界の悪しき風習の中で育った現場上がりの社長は、残業主義の場合が多々あります。その辺の見極めは非常に難しいですが、若い経営者の方であれば、比較的考え方は変わってきているのではないかと思います。

給与とか賞与は?

給料は会社によりけりですが、大企業と比べると当たり前ですが高くないです。

30代で20万円台はざらですし、ボーナスも決算賞与の会社だと出る年と出ない年があったりします。僕はWeb制作業界に入ってからは、数える位しかボーナスは貰ってません。金額も大手企業のそれとは大きく違います。

その辺は入社のハードルが高い大手企業と、面接だけで入れるような小さなWeb制作会社を同じに考えてはいけませんね。

ただ、独立を考えているような方に取ってみると、やる気次第ですが大企業で学べることよりビジネスの流れの多くを学ぶことが出来、独立には近道かと思います。
本人次第だとは思いますが。

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スキルは基礎が付くまでは独学できちんと学ばないと着いていけない。

新卒で入ったからといって大手企業のように研修がきっちりあって、OJTがあってなんていう会社はまずありません。新卒だろうが転職組だろうがいきなり即戦力として働くことになります。

先輩方も忙しいことが多く、学ばせてもらおうなんて悠長な雰囲気で質問したりすると怒鳴り付けられることもありますので注意が必要です。

基本的に常に独学で勉強してスキルを付けていくしかありません。

ただ、基礎が出来る前提で制作の効率化とか、更に上の技術については教えてくれる人も多いです。基本的に作ることが好きで、自分が知っていることを他人に教えてあげたい、という性格の方が制作者には多いので、基礎があれば教えてくれると思います。

基礎がないと話が通じないので相手にしてもらえません。

だからといってハードル高いわけではなくて、自分でサイトをゼロから組み上げられるくらいのスキルがあれば、あとは自分次第でなんとかなるでしょう。

教育体制がない分、電話やメール対応などビジネスの基礎やマナーを学べる機会が少なく、ろくに電話対応できないような人も多くいるのがこの業界の難点ではあると思います。

案件の大きさで会社の規模は測れる?

制作会社を選ぶ際にどんなサイトの実績があるのか、制作実績を確認する方が多いと思います。
どこの制作会社も有名なサイトや会社のWeb制作に携わっていることをアピールしますが、それだけでは測れないと思います。

大きな仕事は下請けから孫請け、さらにそこからフリーランスとか、かなり階層が複雑になって制作が進んでいることが多いです。ですので、大手企業と言いつつコーディングの一部だけとかそういうことも多いです。

どちらかと言うと、代理店との信頼関係や直案件の割合で判断した方が良いかと思います。代理店でも、継続的に仕事を貰っている会社であれば信頼関係をきちんと確立出来ている良い会社だと思います。

直案件が多い会社は社長の営業力や人脈は広いのかも知れませんので、小さいながらもエンドクライアントと直でやり取りできるチャンスが多い会社なのかも知れません。

人間関係は?飲み会は?

こればっかりは会社によって違いますが、僕のいた制作会社では飲み会が少ない会社が多かったです。そもそもWeb制作業界でお酒好きって方にあまりお会いした試しもなく、忙しいので飲み会があまりなかったように思います。

僕が最初にいたシステム会社では残業が22時でも、その後1時間だけとか飲みに行くくらい飲み会が好きな先輩ばかりでした。今考えるとよく行ってたな、と思います。

Web制作業界に入ってから極端に飲み会が減りました。

飲み会が唯一のコミュニケーションくらいに、新人の頃から先輩方に教えていただいていたので、正直制作業界に来た時はみなさんタンパクな感じだな、と思いました。

人間関係は小さな会社が多いので、フレンドリーな場合が多いです。
しかし、その分いったんこじれたり、目を付けられてしまうと辞めるしかないくらい居づらくなります。部署移動とかそういう救済処置はありません。

社長ににらまれでもしたらアウトです。

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誰が仕事を取ってくるの?

Web制作会社は小規模で営業を雇い余力のない会社も多いので、営業がいない会社もあります。誰が仕事を取ってくるのかというと社長であったり、現場のディレクターが仕事を通じて別の仕事を貰ってくるような流れが多いです。

ただ、会社が窮地に瀕したりすると、営業活動もやらされたりします。
実際に僕は制作もやりつつ、DM配信しての訪問など新規の営業もやりました。

こういうことを経営者がやらずに制作者に求め出すとその会社は良くないかも知れません。その努力で持ち返せば良いのですが、、

自社サービスの企画開発や運用には関われる?

既存のWebサービス運用ではなく、新しいWebサービスの企画開発に携わりたいという方が結構いらっしゃいます。

では実際どうなんでしょうか?
これも会社に依りますが、受託制作もやっている会社は受託制作が9割以上を占めていると思って間違いありません。ですので、必然的に受託制作が中心の業務となり、案件は落ち着いたタイミングでアイデアを募ったりするのかもしれません。

創業から年数の経った会社ほど、クライアントとの関係性が確立されたりしており、受託制作中心になっているかと思います。

もし、新しいWebサービスの企画制作に携わりたければ、創業間もない会社の方が比較的アイデアを求めていることが多いです。ただ、創業間もないので給与や福利厚生なんかはアテには出来ないことだけは覚えておきましょう。

 

WEB制作業界は独学で業務未経験でも入りやすい業界だと思います。
面接も大手のように2次とか3次までやるような会社は業界でも最大手です。

とにかく技術力がものを言いますので、即戦力として自分で作って運営しているサイトなどがあれば比較的受け入れてくれやすい業界です。

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