たかもブログ

お酒、スマホゲーム開発、Web制作のことなど好きなことを何でも書いています。事実のみすべて主観です。

アルハラ全盛期に新入社員だった僕が会社の飲み会に参加して良かったことだけを思い出してみたよ。

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僕は今40代ですが、大学でも社会人になっても一気飲みとかとにかく酒を飲ませて潰す、みたいなことが蔓延している時代に新社会人になりました。
時代のせいというか僕を取り巻く環境の問題だったのかもしれませんが、とにかく若いもんは飲め飲め!俺の酒(割り勘)が飲めないのか!という雰囲気でした。

僕は酒が飲める方だったので飲みましたが、本当に身体に合わない人には地獄だと思います。そういう意味で今ではアルハラなんて言葉も出来て、お酒を強要するのはよくないという風潮が出来てきたのは本当に良いことです。

僕が新人だった頃は体育会系のノリで飲む風習が強く、酒を沢山飲む若い人が上の人間に好まれる傾向にありました。今でも飲み会大好きな上司や先輩がいる会社ではそういう風潮もあることと思います。

アルハラ自体は僕も大否定します。
僕は酒飲みですが、飲めない人に強要しようとはまったく思いません。
まず、この記事はそこを前提とします。

そのうえで、今回は僕が若い頃に酒の席に積極的に出るようにして、良かったと思えたことだけを列挙してみようかと思います。
会社の飲み会というといきなりすごい拒否反応を示す人がいますが、視点を変えれば良い部分もありますよ、というお話です。

これで会社の飲み会が好きになるとは到底思えませんが、まあ一個人の体験談として読んでいただければと思います。

 

酒の席でのマナーや礼儀などを教われる。

酒の席でのマナーや礼儀を学ぶことが出来ました。

と書くと、「そんなもんいらん!」と言われそうです。
たしかに酒の席に顔を出さなければまったく必要のないことですが、知ってて損はないことです。

酒の注ぎ方や気配りの仕方、ご馳走になった時のお礼の言い方、一番通路に近い場所に座って店員の注文を取るとか、今の若い人たちが猛烈に拒否反応を示すであろうことを教えていただきました。

僕は学生時代に武道をやっていて、異常なまでの礼儀縦社会で育ってきたので、割とこの辺りの目上の人に対しての気配り的な部分はすんなり受け入れられることが出来ました。

しかし正直なところ、僕は酒は手酌が一番で、注がれるのも注ぎ返すのもはっきりいって面倒くさいです。酒を注ぐときはラベルを上にしろ、とかさらに面倒なことですが、知らないでいるより知っている人が「お、こいつはちゃんと分かっているな」「気が利くな」と思われますのでプラスになってもマイナスにはなりません。

酒の席のマナーって若い世代にはかなり鬱陶しがられますが、一定の年齢の方からはこういう事を知っている若者が好意的にみられる傾向にあります。

お客さんの上の方に飲みに誘われることがありますが、そういう時にも役に立ちます。
相手から好意的に見られるという面において、固定概念で無駄だと思わずに覚えておいても損はないと思います。

酒の席がきっかけで、仕事上でも今でも懇意にしてくださっている方がいらっしゃる以上、僕にとっては酒の席のマナーとか礼儀なんかは教えて貰えてよかったことだと思えるのです。

美味しい酒を教われる。

次に、美味い酒を教わることが出来ました。
そもそも学生時代に飲んでいた酒は味というより、酔うためでした。
だからとにかく安くて酔えればそれで良いという感じ。

しかし、社会人になって飲み会に行くようになり、たまたま日本酒が好きな先輩が多かったので、美味しいお酒があるんだということを教えてもらい、それから酒の銘柄に興味を持つようになりました。

美味しいお酒は会社の飲み会でなくとも教われるだろ!と言われそうですが、それでも会社の飲み会をきっかけに教わり、興味が出たことは事実です。 

グルメ漫画などでも酒のネタが出てきて情報を得ることは出来ますが、情報は情報であり、やはり実際に教えてもらうその場で飲んで感じたことの方が自分の中で吸収されるように感じます。

普段関わらない人との新しい関係が生まれる。

飲み会は、同じ会社でもプロジェクトが一緒ではない先輩や後輩とも親交を深めるチャンスです。

ランチとか酒抜きで良いじゃんという反論はありそうですが、酒を飲みに行くのって、結局遊びに行くのと同じなんです。

一緒に遊んで仲良くなる、という子供と同じ発想なんですね。
ランチだと終わったら仕事に戻らないといけないので、仕事の延長線としか感じられないんですね。

あと、遊びの延長線上ということでいえば、飲み会から社内恋愛に発展なんてことだって大いに考えられます。僕が最初に所属していたシステム会社は人数も多く、社内恋愛している方も結構いたので、飲み会から発展して交際に繋がる場面は何度も見ています。

会社の飲み会を否定しつつ婚活している人はもっと近くに目を向けた方が良いかもしれません。 

僕は一緒に仕事をしたことない先輩と結構仲良くて、いまだに会社辞めて15年以上とか経ってますけど、ごくたまに飲みに行ったりします。次の仕事にも繋がっています。 

今はあまりそんなことありませんが、若さゆえの繋がりだったように思います。
若いうちにそういう繋がりを飲み会で作れたことが良かったと今になって思います。

 

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良いと思ったことだけを書きましたが、意外と少なかったですね。
逆に良かったこと以上に不快なこともありました。

酒を飲むと人格変わる人や説教臭くなる上司や先輩もいましたし、突然キレる方やしつこい人とか色々な酒癖を持つ人がいる中で、そういう方々をうまくいなすということも勉強になりました。

ただ、会社の飲み会に対して僕がひとつ疑問に思うことがあります。

それは会社の飲み会が仕事上のコミュニケーションを高めるとか生産性を上げるっていうことを本気で信じている人たちのことです。
会社の売上アップとか生産性の話をしている時に、飲み会とかやってもっとコミュニケーションを、としきりに言う人いますが、それは違うかなと思います。

今まで会社の飲み会に参加してきてそれだけはないかなと思っています。
なので、そういう目的で会社の飲み会を開催されると構えちゃって面白くないし、

酒を飲んだら次の日に飲みの席で話したことなんて忘れていることも多いですし。