企業に属さない自由な生き方は、企業に支えられているという事実。
書店に足を運ぶと、雇われない働き方とか企業に依存しない働き方、みたいなことを勧める雑誌やビジネス書をよくみかけます。
プロブロガーと言われる、ブログを書くことだけで生計を立てておられる方々もおり、僕が就職した当時とは働き方自体が変わってきているのだということを実感します。
確かに企業に属する働き方ってストレスの連続です。
毎日自分の好きな時間に仕事して、気分転換に街をふらついて、なんていう生活を送れたらどんなに良いだろう、なんてことを満員電車に揺られながら考えます。
このまま空いている下り電車に乗って、知らない駅で昼酒なんて飲めたら最高だな、と毎日のように考えます。
ブログやアフィリエイトだけで食べている人を羨ましいと思う反面、会社でネットサーフィンしてるだけで給料をもらっているような人より、よほど苦労と努力をしたうえでの結果なのだと尊敬もします。
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しかし一方で、自由に生きている人たちが企業に勤めている人を卑下するのはどうかと思います。時々、就職するなんて馬鹿みたいなことをブログに書いておられる方がいらっしゃいますが、そのブログの収益は企業が支えているのではないのでしょうか。
・アフィリエイトや広告収入は企業広告がメイン。
・アフィリエイトやアドセンス広告を運用しているのも企業。
・クラウドワークスやヤフオクのようなサービスの運用は企業。
・受託制作でWebサイトの制作を発注するのも企業がメイン。
結局のところ企業から恩恵を授かっているわけです。
それどころか、生活していくうえでは企業が提供しているサービスを使わないと生活もままなりません。
一部の人が自由な働き方をお勧めするのは夢があるというか、良いと思うのですが、みんながみんな企業に所属しない生き方を選択したら、今自由に生きている人たちも食べていけなくなるかも知れないと思います。
逆の立場で、僕ならそれを懸念します。
ブログでも何でもそうですが、自分たちが今を楽しく働いて生きていけるのであれば、むしろ収益源となっている企業には感謝すべきであり、そこで働いている方々にも感謝こそあれ、働き方を否定する必要はないよ思うのです。
本当に食えなくなった時、拾ってくれるのも企業です。
確かに企業の歯車にはなりたくねえ。しかし必要なのが企業なんだ。
そんなことを最近考えていました。
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