IT業界で出身の会社をいちいち話すアレ。
IT業界特有ではないのかも知れないが、よく初対面で「○○という会社にいたんです。」という自己紹介をされる方がいる。
仕事であるプレゼンの時に自己紹介をした際、「ちなみにどちらの会社にいらっしゃったんですか?」と聞かれたことがあった。
言っても分からないような小さな制作会社にいたので、そんなに有名ではないので、とお茶を濁したこともある。
その時、どうしてそんなこと知りたいんだ?と思ってしまったが、どうやら「○○という会社にいたんです。」「ほう、あそこですか。ああ、確かXXさんのいる。」みたいな展開を期待していたのではないかと今なら思う。
(もちろんXXさんはネット記事かなんかで見た人で知り合いではない。)
以前所属していた会社でも「○○っていう会社にいた人です!」って紹介された人がいたけど、仕事出来る人というよりは前の会社でコネがある、という事で制作会社を動かそうとして案件ぽしゃったりしていた人が多かったように記憶している。
そもそも出身の会社の看板を利用するのがぼくは好きではない。
その会社は確かに凄いのかも知れないけど、それはその会社の社会的に信頼感であって個人に付随するものではない。(もちろん個々人の努力によって会社は成り立っていると思うが一人の実力ではない。)
辞めてまで、所属していた会社の名前を使うのであれば辞めなければ良かったのに、と思ってしまう。もしキャリアアップで転職したのであれば、今の会社の凄いところを語れば良いじゃんって思う。
だから、「○○って会社知ってます?あそこに自分いたんです。」っていう自己紹介があまりに好きになれない。
あと、IT業界だけで有名な会社って一般には広く知られていないから、その辺は認識した方が良いと思う。サイバーエージェントとか楽天は誰でも身近なサービスで知っているかも知れないが、それ以外の会社はそんなに一般にはそんなに知られていなかったりする。
まあ、そんなことばかり言ってるからIT関係の交流会にたまに出てみると、会話の輪に入って行けず、営業目的で来ている人の名刺交換の餌食になるのであろう。