三軒茶屋で三軒はしご酒
久々に外で飲みたいけれど給料前で懐が寂しい。
安くて満足感のある酒の楽しみ方として梯子酒という遊びをしてみた。
ルールとしては一軒に長居せず、限りなく安く酒を楽しむというもの。
三軒茶屋で途中下車し、特に目的の店など決めずに行き当たりばったりで楽しんでみた。
酒を飲むというと居酒屋へ、というのが常識というか当然のように思われるのだが、酒なんてコンビニで買って路上で飲んでも良いわけで、いかに自分が楽しめるかということだと思う。
行きたい店を目指して飲みに行くのも良いが、アクロバティックな酒の楽しみ方としてこういったはしご酒は楽しかった。
一軒目:一軒め酒場
まさにそのままの居酒屋なのだが、ここがかなり安い。
安い居酒屋は多々あるが飲める酒の量と金額を比べるとここが一番安いと思う。
バクハイというビールをウイスキーで割ったもの。
ビール臭いのかと思いきやなかなかに飲みやすい。
冷えていない冷やしトマト。
マヨネーズとかすごく暖かかったのでもう少し冷やして欲しかった。
神田旨カツ1本99円。
衣が固い!!
揚げたて。
要するに厚揚げ。アツアツなのだが、ネギとシおろししょうがと厚揚げの距離感に違和感を覚えた。以前も感じたのだが、ちょっと臭う。油の質なのか何だか臭う。
清酒 白鶴 190円。
これがやかんから並々どころか下皿からもこぼれるほど注いでくれる。
このサービスは嬉しい。
どんな酒でもこうやってなみなみ入れてくれると満足感が上がる。
全部で1,071円。これは安い!酒の量的には割と満足。
ただ、安かろうというところはあるので、値段相応だということを肝に銘じて行った方が良い店であることは確かである。
二軒目:吉野家
さて、二軒目はどこにしようかというところで迷ったのだが、居酒屋でないところが遊び心があって面白いだろうということで吉野家へ。
冷酒に牛皿におしんこ。
ここの冷酒はやっぱり美味い。一軒目の店の白鶴と比べると違いがよくわかる。
牛皿は並みを頼んだのだが、牛皿で頼むと牛丼の時より肉の量が多く食べ応えがあるように感じた。これは冷酒二本いけそうだったが三件目のために我慢。
吉野家は十分に飲めることを実感。
三軒目:てけてけ
さて、吉野家を出て三軒目どこに行こうかとあたりを見回すと、以前店の前を通りかかったら唐揚げが売っていてうまそうだな、と思っていた「てけてけ」の看板が。
店頭のメニューを見るとホッピーセットが300円台と安かったので迷わず入ってみる。
お通しにキャベツと大量の白髪ねぎ。
これをポン酢のようなドレッシングか味噌で食す。
この辺は可もなく不可もなく。
ホップーセットのジョッキが小さかったのが少し残念だった。
焼き鳥はタレがお勧めとのことなので、盛り合わせを頼む。
お通しキャベツの上に置くのがここの店のスタイルらしい。早く冷めてしまうのでちょっとどうかとは思う。タレはニンニクの利いたちょっと変わったたれでなかなかに美味い。
歳のせいか皮とぼんじりが非常にきつく感じて少し残してしまった。
隣りの若い二人組ががっつりチャーハンも食べているのを見て若いって良いな、などと思ってしまう。
一番食べてないのにここが一番高かった。
お通しって本当に要らないんだよな、なんて思ってしまう。
店を出ると道を挟んでチカラめしが見えたので、カレーを食べようかと思ったのだがさすがにそれは無理だった。
三軒回って全部で3,255円。
なかなかに楽しめた。ただ、このくらいのコストで抑えようとすると、居酒屋をかなり選ばないといけないと感じる。
一番コスト的に楽しめるのは吉野家や日高屋などの居酒屋でない店で、簡単なつまみになる単品と酒を頼むのがベストであろう。
正直三軒目はラーメンの日高屋でレバニラとビールにしようか迷ったところはある。
お通しというシステムがない分、安値で楽しみやすいのかも知れない。
今度は徹底して居酒屋以外の店を回ってみたい。
四軒目:路上で歩きながらチューハイ
この後電車に乗って帰り、地元の駅の東急ストアでチューハイと生カステラなるものをお土産に購入。(完全に酔った勢い)
チューハイを飲みながら最寄駅より帰路に着く。
はっきり言って歩きながら酒を飲んでいる他の人を見るとだらしなく見えるのが、この歩きながらチューハイはなかなかに良い。
私は大体歩いている時にアプリなどのアイデアを考えるのだが、酒を飲みつつ脳を緩和しながら歩くと良いアイデアが思いつくように感じる。
その後、帰宅しシャワーと浴び、何故か妻への土産のつもりのカステラを一人ですべて食べてしまった。そして、Rejectされたアプリの再申請。
充実した夜であった。