ひとりで個人ゲームアプリを開発する際に、やらないといけない事と作りきるためのコツ。
夏休み直前で、休み中の学校施設では、子供向けに色々なイベントがあるようです。
その中でも、先日目にしたのが、ゲーム作り。
プログラミング教室なるもので、ゲームアプリを作ろうという企画です。
最近では、プログラミングも小学校や中学校の授業でやるそうで、中でもとっつきやすいゲーム作り教室をやっているところも多いようです。
ゲーム作りもお題があれば別ですが、一人でアイデアから始まってすべて作ろうとすると、結構手間がかかります。
僕はBGM以外は一人で作っているのですが、飽きたり挫折も多いです。
作りかけをアプリを数ヶ月放っておいて、アフィリエイトサイト作ってみよう!なんてことを始めたりします。
ただ、アフィエイトサイトをやってみて、アプリ開発って純粋に楽しいと改めて感じました。やはりアイデアからひねってストアにリリースする、あの感覚はアプリでないと味わえません。(収益性も良いし)
ただ、やっぱりサイトの記事を書くより、かなり面倒なこともあり、最後までやり切ることと継続してリリースするには、それなりのコツが必要です。
そこで今回は、これから一人でアプリ開発をしようとしている方に、ゲームアプリを作るうえでやらないといけないこと、作りきるために必要なことを書いてみたいと思います。
- 自分で作れる程度のゲームのアイデアを練る。
- キャラクターを創る。イラストなどの素材を作る。
- BGMまで自分で作るのは難易度が高い。
- プログラミングは基本的に自分で。
- アウトソーシングする前にまずは自分でやってみることが大切。
- アプリもブログも収益が出るまで年単位の時間がかかる。ダウンロード一桁はざらにあると思った方が良い。
自分で作れる程度のゲームのアイデアを練る。
当たり前ですが、自分でゲームを作るので、そのアイデアは自分で作ります。
ただ、このアイデア出しの際に、いつも自分が好きでやっているゲームくらいのスケールのゲームを作ろうとすると挫折します。
アイデア出しのポイントとして、自分で作れるスケール感は重要です。
根気のある方は別だと思いますが、ひとりで作るということを念頭にアイデア出しをした方が、挫折せずに完成できます。
個人で作る場合は、一本でもまずはリリースして、ダウンロード数や反響などをみて、試行錯誤しながら作っていくというスタイルが良いと思います。
個人でヒット作を出している方でも、初期のころは簡単なゲームを作っていることが多いです。いきなりヒットとか狙おうとせず、まずは作り切ることが絶対に大事です。
僕の場合は、一発ネタのようなゲームが多いです。
たとえば、エレベーターが満員でもう乗れないのに、夢中になって乗ろうとするおばさんが迷惑だな、と感じたら、それを阻止するのをゲームにしたりします。
自分が日常生活で想像していても出来ない、些細なことをゲームにしてみると、意外と簡単なゲームを作ることができます。
個人開発者の方のゲームを見ていると、そうやって沢山作っている方も結構多いです。
壮大な世界観のゲームというか、日常生活におけるちょっとしたことをテーマにしてみるとアイデアが浮かびやすいと思います。
キャラクターを創る。イラストなどの素材を作る。
僕はイラストレーターでもないので、イラストが上手とは言えませんが、それでも自分なりの世界観を出したくて自分で描いています。
ただ、これがすごく面倒。
ゲームのアイデアは比較的いつも考えていて、Evernoteなんかに書き留めているのですが、キャラクーや背景のイラストを描くのが億劫で前に進まないことが多いです。
ゲームのイラストは動きに応じて何パターンも用意しないといけないことが多いので、とにかく数を用意しないといけません。
僕のように簡易な技術でゲームを作ろうとすると、逆にキャラクターやアイテムなんかに頼らないといけなくなってくるので、たくさんの素材を作らないといけないこともあります。それをひとりで描くのがしんどい。。
外部に的確に指示して、依頼するのもまた面倒といえば面倒です。
お金もかかりますし。
イラストは、得意不得意があるので、自分で描くのが苦手な方は、アウトソーシングしたほうが良いかもしれません。
イラストの質によって、同じゲーム内容でも差が出てきます。
昔SNSで指摘されたこともあるのですが、「全然ダウンロードされない」とツイートしたら「イラストが下手だからでは?」とリプライされたことがあり、ウっとしてハッとした記憶があります。
僕の場合は、好きでやっている趣味の部分があるので、自作にこだわっています。
ただ、収益性とかダウンロードを狙いたいのであれば、イラストはプロにお願いしてそれなりの品質を保つ方が良いかと思います。
BGMまで自分で作るのは難易度が高い。
問題はBGMや効果音などの音素材です。
自分で作れる方もいると思いますが、ゲームごとに全部自分で作るのは、かなり難易度高いです。一時期打ち込みを勉強して自分でBGMも作ろうと思ったのですが、当然のごとく挫折しました。
いや、やろうと思っただけでした。
BGMは無難に、魔王魂さんなどの無料でBGMを提供してくださっているサイトを使った方が良いかと思います。
ただ、何本かアプリを作っていると、そのうち無料BGMがかぶってきます。
もし、本当にオリジナリティーを出したい場合は、BGMの制作を依頼するのが良いでしょう。僕はそろそろ、気に入った無料BGMは使い切りつつあるので、お金を払ってBGMを作って貰おうと検討しています。
幾らくらいかかるか分かりませんが、テーマソングなんか作って貰ったら、開発のモチベーションがギンギンに上がりそうですよね。
プログラミングは基本的に自分で。
個人アプリ開発者には、プログラミングは自分でやる方が多いようです。
個人的には、自分でアプリを作るなら、簡単なものでも良いので、自分でプログラミングをすることをお勧めします。
アプリに限った話ではありませんが、システムなんかでも、プログラミングの基礎というか作りを知らない人は外注するにしても、うまく指示が出せません。
特に個人でアプリを作ろうとして、いきなり外部のプログラマーにお金を払って丸投げすると、自分のイメージ通りのアプリが出来上がるか確率が低いと思います。
企業のように、資金をある程度出せるのであれば話は別ですが、個人の資金で作ろうとした時に、よく分からないから丸投げして、ひどいアプリが出来上がっていたら目も当てられません。
メンテナンスについても、OSのバージョンアップで動かなくなれば、お金を払って改修してもらう必要も出てきますし、アイコンひとつ変えたくてもお金がかかります。
個人で作るなら、きちんと勉強して、ある程度自分で管理できる程度の能力は持っておくべきかと思います。
アウトソーシングする前にまずは自分でやってみることが大切。
最近では、クラウドソーシングで安くなんでもお願いできるので、個人でもアウトソーシングを検討する方が多いようです。
アフィエイトサイトでも、記事を外部に依頼して量産している方も多いようですね。
個人的には、いきなり外部に委託するのではなくて、まずは自分で作ってみることをお勧めします。
恐らく外部に依頼する方は、効率と収益性を考慮してのことだと思います。
個人開発においては、収益性とか効率より、自分で作っていて楽しいかの方が重要です。楽しくないと長続きしません。
よほどの企画力やアイデアがあれば別ですが、個人レベルで外注でアプリ作っても、正直そんなに儲からないと思います。
作ることを楽しめない人は、儲からないと飽きてしまいます。
実際、ぼくはWebサービスの開発を仕事でやるのですが、儲けたいから作る、という発想の人は、儲からないと飽きてしまい、制作の現場から離れてしまうのをよく見かけます。
アプリもブログも収益が出るまで年単位の時間がかかる。
ダウンロード一桁はざらにあると思った方が良い。
これは個人的な経験則ですが、ゲーム制作経験のない素人の個人がゲームアプリを作ったとしても、運良くヒットしなければ収益はなかなか出ません。
ダウンロード数も一桁とか二桁はざらです。
(SNSで何万ダウンロード行ったぜ!とツイートしているのは、何年もかかっての累計の場合も多いので、そういった情報に翻弄されないでください)
僕のように、片手間に何本かアプリを作るような、個人開発者の場合、毎月コンスタントに数万円の収益が出るまで、年単位の時間がかかります。
僕は4年以上かかりました。
個人で作ったアプリがAppStoreのランキングに掲載されることも増えてきており、まだまだアプリはチャンスがあると思います。
僕もいつも、バズったりしないかな?とか運よくランキングに入ったりしないかな、と思いながらアプリを作っていますが、リリースしてから忘れたような頃に著名なYoutuberに紹介されたりします。
チャンスは忘れたことにやってくるようです。
なんでもそうですが、すぐに結果を求めると長続きしませんので、まずは趣味として気長にやると良いと思います。
たとえば、子どもに喜んでもらう、友達に内輪で楽しんでもらう、というノリで。
僕も正直最初は友達への受け狙いで作っていて、今もそういうところはありますが、そういう方が長続きします。
これからアプリを個人で作る方は、まずは作り切ることが大切です。