どうぶつタワーバトルのヒットに安易に便乗しておじさんタワーというゲームを作ったら何も起きなかったおじさんの話。
昨年の後半からどうぶつタワーバトルというアプリがヒットしたことは、アプリに興味をお持ちの方であれば大体の方がご存じかと思います。
どうぶつタワーバトルというのは動物を積み重ねてネット対戦を行うゲームで、実際にやってみると結構楽しいゲームです。
個人の方が開発されたようで、話題になるやいなやどうぶつの森を押さえて、AppStoreで1位になるなど、大快挙を成し遂げました。
どうも個人の方が作ったようで、正直うらやましい。
ランキングにすら入ったことのない弱小個人開発者としては、歯をギリギリと噛み締めたくなってしまうほどうらやましい。しかも、Unityの物理エンジン使えば自分にも作れそうじゃん!
僕の作っているゲームはおばさんをテーマにしたものが多く、反対におじさんをテーマにしたゲームもシリーズ化したい、ということは常々考えていました。
おじさんタワー
それは用意してあったかのように頭に浮かびました。
Twitterで「おじさんタワー」を検索してみたら「あったらやってみたい!」などの声が多少ありました。僕のアプリの題材の決め方のひとつでネット掲示板などであるあるネタとして話題になっていることをピックアップすることがあります。
多少話題にしている人がいる。
これはイケる!
久々に血が沸騰するような興奮と、僕が市場にこれを公開しなければ、という想いが頭を埋め尽くしました。
しかしおじさんタワーなんて、それこそ安易に考えられる内容なので、すでに作っている人がいるかもしれないと思い、AppStoreとGooglePlayで検索してみました。
するとまだ誰も作ってない!
やるっきゃない!
どうしてそう思ったのか今となっては疑問なのですが、早く作らないと誰か先に作られる、という焦りがあり制作期間3日、会社が終わった後なので、実質1日くらい?で作り上げました。土日は家族の冷たい視線を無視して、部屋にリビングでずっと作ってました。
そして何とか2017年年末にリリース。
GooglePlay:https://goo.gl/ahQFBz
AppStore:https://goo.gl/WQFppi
SNSでやってみたいって書いてあったので、バズるかも?なんて甘い期待をして毎日のようにエゴサーチしまくりでした。
しかし、結果はバズるどころかダウンロードが過去最低記録を達成。
リリースして2ヶ月が経とうとしているのに、ダウンロード数は100いきません。
やってみたいっていうから作ったのに!
誰だか分からない人を恨みたい気持ちにもなりました。
現在もロゴを数回にわたってアイコンを変えたり、作った他のアプリからの導線を引いたりしているのですが、まったく延びる様子がありません。
終わった感はすごくあります。
このアプリを作った教訓は、安易に話題に乗っかっても特に何も起きなかったという話です。それ以上でも以下でもありません。
やってみなければ分からなかったことなので悔いはありません。
今は別のゲームを作ってます。
3月くらいにリリース出来ればな、と思ってます。
こんなことだってあるんだよ、という話です。