焼きそばの街、秋田県横手市で居酒屋ハシゴ酒。新幹線⇒食い道楽横手駅前支店⇒湯上り海鮮BAR
先日、急遽親戚のいる秋田県横手市に行くことになり、横手市でハシゴ酒をしてきたレポートを書きたいと思います。
横手市といえば横手焼きそば、かまくらが有名です。
僕は幼少のころから来ていたので結構馴染みのあるところですが、横手市を目指して旅行に来る方もなかなか少ないかと思います。隣の大曲市は花火大会で有名なので、大曲に行く途中に寄って、B級グルメの横手焼きそばを食べて帰るなんていう方はいるかもしれないですね。
あまり知られていないかもしれませんが、横手焼きそば以外にも美味しい調味料が沢山あり、僕はお土産に調味料をたくさん買いました。
東北の味付けはしょっぱいというイメージがありますが、横手市で売っている味噌や万能調味料は甘味があり、どんな料理にも非常に使いやすいです。
ちなみに発酵食品の町だと駅には書いてありました。
詳しくはこちらの記事でも書いてます。
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一軒目:新幹線
前日に急遽秋田行きが決まったので、指定席を取っていませんでしたが、平日ということもあり新幹線はガラガラでした。
定番の新幹線が発車したらプシュッとビールを開けるやつをやりました。
すると通路を挟んで座っているおばさんもハイボールの缶をプシュッ。
酒をつまみを持ち込めば新幹線も居酒屋です。
つまみは牛たんジャーキー。国技館の焼き鳥を買いたかったのですが、今回は売ってる売店を探せず、購入できませんでした。食べたかった。。
昼飯は牛たんジャーキーに牛たん弁当で牛たん尽くしです。
イクラと鮭の身が入っている、鮭ハラコ飯か迷ったのですが、朝から食べてないのでボリュームを重視しての選択です。
東京駅も駅弁だらけで、あれだけ種類があると逆に選べなくなってしまいます。
自由席なので、座席確保のため早めに並んだら、買ったビールが少しぬるくなってしまうというアクシデントが発生しました。寒い季節なら良いのですが、暑い季節は酒を買うタイミングも一人だと難しいですね。車内販売をあてにしているといつ来るか分からないですし。
たまにしか乗らない新幹線はケチってないで指定席を取り、ゆとりを持ってキンキンに冷えたビールを買ってすぐに乗らないとダメですね。
牛たん弁当は紐を引いてあったかくして食べるタイプです。
牛たん弁当は何種類かあるようでしたが、どの牛たん弁当も温かく出来るタイプのみでした。牛めしは冷たくても食べれますが、牛たんはやはり温かくないのとおかしな感じがするのでしょう。
弁当について特筆すべきことはあまりないのですが、新幹線に乗って駅弁を食べるというシチュエーションが最高です。敢えていうなら添えてある辛子漬けがピリッとしていて、これだけでも買いたいくらい美味かったです。
やっぱり新幹線でコンビニ弁当を持ってきてもいまいち味気ないですね。
そして、弁当を食べ終わったら調子に乗ってさらに車内販売でハイボールを追加。
弁当食べたのに、さらに大船軒のサンドウィッチをつまみに購入。
旅の開放感からか、食欲が軽く暴走気味です。
さらにハイボールを2本買おうと思ったのですが、1万円札でお釣りがないそうで、1本だけで我慢しました。このまま飲んでいたらベロベロになってしまうところでした。
大船軒のサンドウィッチは日本で最初に作られたサンドウィッチ駅弁とのことです。
箱に入っているところが何だか駅弁っぽくて良いですね。
鎌倉ハムが使ってあったりと贅沢なサンドウィッチらしいのですが、この記事を書くに当たって、そういうことを調べなければ普通のサンドウィッチのように感じました。
コンビニのサンドウィッチに比べてボリューム感がないのがちょっと寂しい感じです。今回はつまみに買ったから良かったのですが、一食として買うとちょっと物足りないかもしれません。
3時間以上の新幹線の旅なので、iPadやニンテンドウ3DSや雑誌なんかを色々と持ち込んだのですが、ほとんど登場の出番はありませんでした。
iPadを持ち込んでクリエイティブなことしたろうかとも思っていたのですが、行きも帰りも一度もiPadを開くことはありませんでした。酒を飲むと完全に無気力な状態になってしまいました。
無気力な状態で外を眺めていただけで3時間があっという間に過ぎていきました。
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自宅から6時間かけて横手に到着。
自宅から約6時間近くかけてやっと横手駅に到着です。
遠いですね。横手は10年以上前に来てから来てませんが、駅がかなり綺麗になっていました。
観光案内所がいつの間にか出来ていたのですが、観光客ではなく、地元の中高生や年寄りのたまり場になっているようです。
田舎の駅前あるあるです。
木更津駅でも同様の光景を見かけました。
駅前は閑散としており、パチンコ店すら潰れている有様。
僕が子供のころよく来ていたユニオンというデパートの看板だけは残っているようで、パチンコ屋なのか何なのかよく分からない感じになっていました。
夜しか見てないですが、このビルの中で何かが営業しているのかどうかまでは確認できませんでした。子供のころはここに買い物に来て、ちょっとしたゲームコーナーで遊んで帰ってくるのが凄く楽しかった記憶があります。
さて、横手の居酒屋事情ですが、事前に食べログで散々調べても、ピンとくる店がなく、実際に見て回ると、どこの店も客足は少ないよようです。
そもそも駅前に人がいない!
何軒か雰囲気はよさそうな店があったのですが、客が誰もおらず、店主が店の中からじっとこちらをじっと見ていたので入れませんでした。
雨も降ってきたので、駅前の一番近い店にまずは入ります。
二軒目:食い道楽 横手駅前支店
横手駅のロータリーにある、食い道楽という大阪にあるみたいな名前の店に入ります。
ホテルの方に聞いたら横手焼きそばでB級グルメグランプリを何度も取っているお店とのこと。
横手焼きそば四天王に入っているお店だそうです。
まずはハイボール。ホッピーが飲みたかったのですがなさそうです。
置いている酒の種類は少ないようです。
新幹線で飲んで来ましたが、異郷の地で飲む酒はまた美味い。
メニューも秋田独特なもの、というよりは普通の居酒屋メニューです。
駅前と本店でメニューが違うらしく、本店の方がメニューが多いとのこと。
まずは牛筋煮込み。
あっさりして電車での酒で多少だるくなっていた胃に優しく染みわたります。
漬物。
あまり期待していなかったのですが結構美味しかったです。
秋田料理っぽいものを頼もうとして、唯一あったのがじゅんさい。
酸味の効いた味付けです。じゅんさい自体の味がよく分からないです。
表面についたローションのようなぬるぬるを楽しむものなのかもしれません。
キュウリとトマトが入っており、え?!と思ったのですが、トマトに酸味が加わったことでトマト本来の甘味が引き立ち意外に美味かったです。
ここに来てまた牛たんです。
昼食べたのを完全に忘れていました。馬鹿なのでしょうか。。
そして、横手に来たら横手焼きそばです。
横手の駅前を歩いてみると、そこら中の居酒屋や定食屋に横手やきそばと書いてあります。その中でも四天王に入る横手焼きそばがこれです。
まず、見た目が美しい。目玉焼きの焼き加減と計上が完璧です。
焼きそばに乗せるために生まれてきたような目玉焼きです。
横手焼きそばの特徴として、味は甘味が強く、麺は縮れていないのが特徴です。
以前横手焼きそばを食べた時は大して美味しいと思わなかったのですが、ここの焼きそばは甘味がちょうどよく、さすがチャンピオンを言わざるを得ません。
噛みごたえのあるストレート麺に甘辛いタレが絡まります。ソースの甘さが甘すぎずちょうど良い感じです。具に挽き肉を使っているので、麺の美味しさと歯ごたえを邪魔することがなく、焼きそば自体を存分に楽しむことが出来ます。
紅ショウガではなく福神漬けがついており、本当に合うのかなと思ったのですが、甘辛いタレに福神漬けの甘味が合うのです。これは新しい発見です。
関西風の焼きそばとかだと合わないと思います。横手焼きそば自体甘めの味付けなのですが、甘味に甘味が不思議と合うんですね。
とにかく美味かった。横手焼きそば見直しました。
焼きそばはシメのメニューのようですが、横手焼きそばを突つきながらハイボールを飲むという組み合わせも悪くありません。
お酒の種類や秋田の郷土料理を期待すると、ちょっと期待外れになりますが、横手焼きそばで満足しました。地方に来ると地元の料理を食べたいと思ってしまうのですが、地元の居酒屋は地元の人に向けているので、秋田名産とかあまり考えてないのかもしれませんね。
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三軒目:湯上り海鮮BAR
続いて食い道楽から徒歩30秒くらいのゆうゆうプラザという温泉施設へ。
こちらの2階に湯上りに一杯楽しむ湯上り海鮮BARというところがあり、9:30閉店とのことでギリギリ滑り込みました。
横手プラザホテルという駅前のホテルに泊まると一杯ドリンク無料、ということで生ビールを一杯。この後に日本酒を飲みたいので、先につまみにイカの塩辛をオーダーして日本酒のアテをスタンバイ。
生ビールを一杯やって、日本酒飲み比べ3酒セットを追加オーダー。
大納川ひやおろし、翠玉、山本の3種類。
すべて秋田のお酒です。
ここに来て秋田らしくなってきました。
どのお酒もキンキンに冷えていて、スッキリした味わいです。美味い。
秋田のお酒をいえば鳥海山と阿櫻が好きですが、今回飲んだ3種もかなり美味しいお酒でした。昔は秋田の酒というと辛口の高清水しか思い浮かびませんでしたが、最近は秋田の地酒もかなり力入っていて美味しいお酒が多いです。
これは一軒目に来て酔いが回ってない状態で味わいたかった。。
そして、大浴場の湯につかってひと汗かいてから飲めば良かった。。
日本酒3種セットにはサーモンのハムがつまみで着いてきます。
それであればイカの塩辛は多かったか。。
閉店時間が迫っているとのことで、焦って最初のオーダーで縞ホッケの塩焼きを頼んでしまいました。これもちょっと多かった感じはします。
しかし目の前で焼いてもらい熱々で出てくるので美味しかったです。日本酒にはやっぱり魚です。
ホテルプラザに宿泊すると、さらに会計が数パーセント安くなり、全部で1,000円ちょっとで大満足です。さらに大浴場にも一回無料で入れます。
順番的には大浴場で汗を流して、そのままここで一杯飲むという流れが正解でした。
ラーメン店をちらほらと見かけたので、シメのラーメンを食べるつもりだったのですが、さすがに腹に入りませんでした。
滅多に来ることのない場所で知らない店で飲むっていうのも、なかなかワクワクして楽しかったです。金はかかりますが、わざわざ一人で遠くに行って飲んでビジネスホテルに泊まって帰ってくるなんていう泊まり飲みも面白いかもしれません。
翌日、Jアラート発動!
本編とは関係ないですが、翌日の07:00ぴったりにJアラートがけたたましい音を立ててなりました。ホテルの窓から外を見てみると、中高生は普通に登校中のようで、Jアラートがなっているのすら気が付いていない様子でした。
僕はホテルから外を見ていることしか出来ませんでした。
外で警報が鳴るわけではないので、携帯を持っていないと避難も出来ないようですね。
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