立ち飲みならぬ歩き飲みのススメ
近年、せんべろブームに乗って安くて美味い、立ち飲み屋が増えてきています。
先日、町田という昼飲みし放題の街で立ち飲み三昧をしてきたのですが、僕にとってもうひとつ、歩き飲みというのも酒の楽しみ方のひとつです。
何をするかというとそのままで、コンビニなどで缶チューハイを買って歩きながら飲むんです。最低でも50分以上は歩きます。そうでないとただの散歩になってしまいます。
僕の場合、大体50分で缶チューハイ3本くらいです。
歩きながらですので、ツマミは食べません。
50分歩いたとして400円くらいです。
コストパフォーマンスについていえば最安の外飲みです。
タイトルでススメということで歩き飲みをお勧めしているわけですが、コスト以外にも歩き飲みの楽しさやメリットはたくさんあります。
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好きな音楽を聞き、歩いたことのない道を歩き、風景を楽しむ。
歩き飲みの醍醐味は居酒屋とは異なり、完全に自分の世界に入りやすいこと。
僕は居酒屋でイヤホンを当てながら飲み食いしませんが、歩き飲みの際は好きな音楽をBGMに歩きます。
この時、普段聞いている曲ではなく、なんとなくスマホに入っているけど聞いてかった曲なんかを聞くと懐かしさと、その曲の良さを再度確認することができて楽しいです。
歩くルートはなるべく普段の通勤などでは通らない道を歩いてみても面白いでしょう。
僕の場合は山道なんかも好きで、歩いていて「お!ここにはクワガタがいそうだぞ」なんていうクヌギの木を見つけたりして、新しい発見があるものです。
これは居酒屋で飲んでいては体験出来ないものです。
普段通勤で歩いている道であっても気持ちにゆとりがあるので、ちょっと横道に逸れて意外と見過ごしていた気になるお店を発見できたりします。
できれば昼に汗を流して美味しく飲む。
よく汗をながした後のビールが美味い、ということが言われます。
まぎれもない事実ですが、歩き飲みはまさに汗を流しながら歩くので、汗を流し酒が美味いの連続なのです。特に夏は最高です。
寒い季節では酒と運動で体はぽかぽか、一年中楽しめる飲み方です。
歩き飲みをするのは、昼間が良いです。
昼にプラプラ歩きながら酒を飲むという背徳感がたまらないというのもありますが、酔ってフラフラしていると、夜は見通しが悪いので車や自転車などに轢かれる可能性もあります。
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歩きながら酒を飲むと前向きに考えられる。
歩くのは脳に良いとよく言われます。
脳のストレスや歪みが歩くことで解消されることから、歩行禅なんていう言葉があるほど、歩くことと脳の働きには密接な関係があるそうです。
その状態で酒を飲むことでさらに脳がリラックスするような気がします。
この感覚を一言で表現すると、
許せる
この一言に尽きます。
会社であった嫌なことなど、多くの人間関係のストレスを相手の立場に立って考え得ることが出来るのです。例えば、社員や部下の出来が悪くて怒ったり、悶々とストレスをためていたとします。しかし、歩行酒をしながらそういうことを思い出すと、自分の指示の仕方や注意が相手にとってどうだったのか、言われた方の人間はどんな気持ちだったのか、など相手の立場や感情を冷静に考えることができるのです。
そして、最終的にはあいつらだって必死でやってるんだ、決して手を抜いているのではない、落ち度は自分にもあったのだ、
だから、許せる。
こういう感情に切り替わるのです。
もちろん、その後そんな考えは、平日の通勤生活が始まると霧散してしまうのですが。
居酒屋で飲んだ後の歩行酒は危険
ひとつ、気を付けないといけないのは、店で飲んだ後のシメの歩行酒。
店で飲んで歩いて帰る際に、まだ飲めると思うと、ついついコンビニでチューハイを買って飲んでしまったりします。
座って飲んでいると、自分がどこくらい酔っぱらっているのか意外と気が付かないものです。まだいけると思って店を出て歩き始めたり、電車に乗ったりすると、急激に酔いが回って頭がフラフラ、足も千鳥足になったりします。
こういう状態で歩いていると事故に繋がる可能性もかなり高いです。
過去、僕はマンションの植え込みに倒れ込んで傷だらけになったり、民家の塀に激突して額が血まみれになったりしたことがあります。
シメの歩き酒は危険をかなり伴うので、やめておいた方が無難です。
最後に、昼から歩きながら酒を飲んでいる人はどうしようもない雰囲気が出てしまいます。近所の目を気にする方は近所から離れたところから飲み始めることをお勧めします。
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