たかもブログ

お酒、スマホゲーム開発、Web制作のことなど好きなことを何でも書いています。事実のみすべて主観です。

新卒・業界未経験でWeb制作業界に転職・就職するための就職活動のポイント。

最近、業界未経験でWeb業界に入りたい、という方の相談を受けたり話を聞く機会がありました。僕自身も業界未経験からWebの業界に転職しましたが、この業界は作れることをアピールしないといけないので、就職や転職の取り組み方もちょっと違うと思います。

大手企業だとSPI試験があったり、面接も何回もあります。
Web制作業界は小さい会社が多く、試験はない代わりにいきなり面接だったり、制作実績が必須だったりちょっと異なる点も多いです。

新卒や業界未経験だけどWeb業界に転職したいという方のために何が必要か、どういう活動をしたら良いかについて書いてみたいと思います。

僕の転職経験と採用を担当している双方の視点です。

会社によって採用スタンスは違うので、これから就職や転職をしている方の参考になれば幸いです。

 

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デザイナー志望はポートフォリオ必須、エンジニアは勉強サイトでも良いから見せて欲しい。

たとえば、デザイナーであれば独学でも良いので自分でデザインしたWebサイト、エンジニアであれば自分で作った掲示板とか簡単なシステムを用意しておくと良いです。

応募している身としては、取りあえず会って欲しい!と思う方もいらっしゃると思います。現に直接電話が来て「今日の午後からとか行ってもいいっすかね?」とか言ってくる方もいます。

しかし、小さい制作会社ですと、人事部とか採用担当という明確な担当はいなくて、制作現場の人や社長が直接採用を行っていることも多いです。
そうすると、採用面接で時間を割けないので、必然的に会う人を選ぶのは慎重になります。

書類審査で何もないと、採用面接を行うかどうかの判断もつきませんし、書類選考の時点で魅力を感じず落とされる可能性もあります。

ですので、必ず自分の独学でも実績は応募する際に掲載しておくのが無難です。

未経験者は独学でも良いからまずは何か作る。

専門学校に通っている方であれば卒業制作や就職用のポートフォリオ制作の指南を学校側でやってくれると思います。

しかし、業界未経験で他業種からの転職だとそういうものはありません。

何かしら自分でサイトやサービスを作ってから活動をした方が良いです。
僕はAdobeのソフトを当時10万くらいしたのですが、自分で全部買いそろえて見よう見まねでサイトを制作し、それを元に転職活動をしました。

もちろん、たいていの会社は落ちましたが、何もないよりは次のステップに進める可能性も出てきます。

Web制作会社は小さい会社が多いので、ゼロから学ぶ姿勢でいくとまず入れません。
入れたとしても試用期間で使えなければ落とされる可能性もあります。

小さい制作会社ではひとりひとりのウエイトが大きいので、実際に試用期間で落とされる人を何人もみました。大手企業では使えないからクビになった人なんて見たことなかったので、かなりカルチャーショックでした。

ですので、その後のためにも独学で学習する、何か作るという姿勢は持っていた方が良いでしょう。

履歴書、ポートフォリオはプリントして持参していくのが無難。

最近では転職サイト上に履歴データを登録しておくので、特に持ち物として指定がないと持参しない方もいます。
会社によっては履歴書を持参するのは当然だと思っているところもあり、採用担当者が詳しくは面接の際に履歴書を見ながら話そうと思っているかもしれません。

こういうのはちょっとした気配りです。
用意して行かないよりは用意して行った方が良いでしょう。

最近では何でも電子化で意味ないこと、必要のないことを嫌う傾向にあります。
確かに効率的ではないことは省いていくべきですが、採用面接は印象も大切です。

無駄かもしれないちょっとした心配りは仕事にも活きてきますので、やらないよりはやった方が良いでしょう。

時短時短とよく言いますが、そんな人ばかりではありません。
年配の社長さんなんかはちょっとした心配りでも気にいってくれます。

スキルも大切ですが、面接は人も見られますので、心配りは大切に。

中途のみでも取りあえず応募してみると良いらしい。

僕は実際にやったことないのですが、FindJobとかで初心者マークがついていない、中途のみの募集でも取りあえず気になった会社に応募してみると良いそうです。

未経験でもセンスのあるポートフォリオやよくできた個人サービスの運用などの経験を持っていれば、採用してくれる企業もあります。

個人的には、独学でも自分で考えてきちんと最後までモノづくりを出来る方であれば、変に業界に染まっていない分伸びしろがあると思っています。

業界未経験だとちょっとビビッて中途採用のみのところを避けてしまいがちですが、ダメもとで応募するのはありだそうです。

僕は最初の転職ではビビッて若葉マークがついている会社しか応募しませんでしたが。

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専門学校には行くべき?

僕は転職する際に、アルバイトしつつ貯金を切り崩して専門学校に通おうか迷いました。専門学校に入っていた方が、制作の仕方も学べますし、就職や転職に有利なことには間違いありません。

しかし、僕は学校には行かずに独学でWebサイト制作を学び転職出来ました。

なぜかというと、前職がSEだったのでプログラミングが出来たから。
要はデザインやマークアップも会社で学ばせるから、君が出来るプログラミングの業務を日常ではやって欲しいというわけです。
最終的にはプログラミング以外のサイト制作にも携わらせていただき、大変良い勉強をさせていただきました。

Web制作業界もデジタルの業界ですので、何か自分の持っているスキルで会社の役に立てれば良いのかも知れません。個人制作のサイトやサービスなどの運用経験は特に買われます。

しかし、それがなければやっぱり専門学校には行っていた方が有利なことには変わりないのかなと思います。

最初は自分の持っているものは差し出すつもりで。

下積みとかいうことを書くと、老害とか言われてしまいそうですが、業界未経験ですと独学で作ったことはあったとしても実業務のスピードとか作業量についていくのが結構大変です。

最初は誰でも出来ないので、最初はテストとか確認や修正などつまらない作業、自分の肩書とか関係のない雑用でも我慢してこなすことは大切だと思います。
エンジニア志望の方で、テストをやらせると自分はプログラミングを学びたいんだ、とすぐに辞めてしまうような方もいます。しかし、テストをしていく過程でシステムの仕様やこういうところでバグが出るんだ、ということを学習出来ますので、後々自分に活きてきます。

雑用が将来的に役に立つのかどうかは、自分の取り組み次第だと思いますので、最初の1年だけでも我慢して取り組んでみた方が良いかと思います。

それでも意味ないな、と思うなら転職した方が良いでしょう。

小さいWeb制作会社の内情についてはこちらをあわせて。

先日Web制作会社の内情についても書きましたので、こちらも合わせて読んでいただけると働くイメージが付きやすいかと思います。

takam0.hatenablog.com

Web制作会社を探すならここの転職サイトがおススメ

実際に僕がWeb業界に転職した際に使って転職サイトを紹介します。
Web業界ではWeb制作会社が使う求人サイトが結構限られているので、漠然と大手の求人サイトに登録するのではなく、業界に強い転職サイトを利用すると効率的です。

求人の掲載数も結構違います。

<マイナビクリエイター>

マイナビはWeb関連の技術書や雑誌など、幅広くWeb関連の書籍を発行しています。
Web業界ではマイナビの名は結構強く、ゆかりのあるWeb制作会社も多いので、おススメの転職サイトです。

<Find Job!>

Web業界の求人に強い転職サイトです。mixiが運用しています。
僕はFindjobで最終的には転職を決めました。

Web制作会社の求人が結構多いので、自分の条件に合った制作会社を見つけやすいと思います。個人的にはWeb制作系の就職や転職はこれでしょ!と思っています。

最近では色々な求人サイトがありますが、Web制作系であれば、紹介した2サイトくらいに登録しておけば問題ないかと思います。