クソゲー供養会2016に発表者として参加してきました。
7/2(土)に面白法人KAYACさん主催のイベント「クソゲー供養会」に発表者として参加させていただきました。
会場は西武新宿線の鷺宮という駅から歩いて6分のシェアサロン古民家asagoroというところで、クソゲー供養会というコンセプトにふさわしい、見ようによっては厳かな雰囲気のある場所でした。
初めて降りる駅で徒歩6分にも関わらず猛暑の中道に迷って20分くらいかかりました。
仕事のプレゼンではないので、軽い気持ちで参加したのですが、発表順を聞かされると後半一番最後の大トリとのことで、一気にプレッシャーがのしかかってきました。
発表は、前半と後半に分かれており、一人当たり5分程度の発表と質疑応答で10分くらいでした。お坊さん(KAYACのデザイナーの方)がチンチーンとお鈴を鳴らすと、プレゼン終了。供養会というコンセプトにのっとった細かい演出にも気遣いがあって、さすがKAYACさんといった感じです。
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描いた漫画を見せ合うようなイベントでした
ざっくりと言ってしまうと、このイベントは小中学校の頃に漫画を描いて見せあって喜ぶみたいな感覚に近いものがあると感じました。僕は今までたった一人の同級生にみせて喜んでいましたが、こういったイベントがあると作ることへのモチベーションや励みになります。
個人でゲームを作るというのは、本当に孤独な作業で、発表しても全然ダウンロードされないなんていうことはざらにあります。このイベントはそういう開発者自身が供養されるイベントであると感じました。
勉強会やセミナーなどとは異なり、ヒットしていないゲームにスポットを当てることで、ゲームを作るうえで開発者が実際にぶち当たる壁とかゲーム開発の実情みたいなものが垣間見えて、開発者にとってみてはヒットしたゲームの話より共感できる部分も多いのではないかと思います。
クソゲー大賞は「ぐるぐる」
クソゲー大賞を受賞したのは「ぐるぐる」というゲームでした。
タイトルがそのまんまという時点で、個人的には共感出来る部分がありました。
銀行員のTastuyaTakemuraさんが作られたゲームで、その開発過程がすごく面白くて、僕は迷わず一票入れました。
リジェクトされた時のお話が印象的で、僕はいつも「16.1過度に不快な表現」でリジェクトされるのですが、アプリそのもののゲーム性に対しての指摘「2.12」なんていうのもあるんだと初めて知りました。しかも、最終的にはAppleからアドバイスがくるなんて!
僕の場合はビビアンという女性から電話が来て「草むしりはとにかくエロいからとにかく駄目なの!」と怒られただけでした。
僕自身の発表はというと、THE我慢レースといううんこを我慢するゲームを発表して一応オチまで考えていったにも関わらず、正直滑ってしまったという感じでした。
他の方の発表を聞いていて、もう少しこういうエピソードを話せば良かったとか、後悔や反省点ばかりで、開発者の関心を引くような発表が出来なかったことが悔やまれます。
供養どころか地縛霊と化してしまいました。
次の機会があれば是非リベンジしたいと思っています。
テレビや新聞などの取材が来るほどの話題性
テレビや新聞社の取材も来ており、聞いたところによると日経新聞やテレビ東京とのことでした。聞いたところによると、というのは他の発表者が取材を受けているにも関わらず、私のところには一切インタビューが来ませんでしたので、どこのテレビ局なのかとか、新聞社なのかという情報が僕のところには直接入ってこなかったのです。
非常に寂しい思いをしたので、家に帰ってからこの件について妻に相談したところ、「そもそもウンコ我慢するようなゲームの取材なんてするわけないじゃん。取材されると思っているのがおかしい」と至極当たり前の言われてしまいました。
僕の話は置いておいて、小規模ながらも話題性のあるイベントなのだと、改めて企画されたKAYACさん凄いと思いました。
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KAYAC式ブレストに初参加
発表と大賞の発表の後、KAYAC式ブレスト懇親会なるものに参加しました。
4人一組になって今回のクソゲー供養会をもっと良くするためにアイデアを出し合うのですが、僕は大したアイデアも出せずに、ただニコニコしているだけで終わってしまいました。
参加して一番感じたのはスピード感です。
あのスピード感で限られた時間の中でどんどんアイデアや意見を出していくっていうのは凄いです。どちらかというと僕は自分の中で考えて、自分の中でアイデアを精査して表に出す方なので、思ったことをバンバン言うというスタイルに付いていくのが難しかったです。
最後に参加記念品にステッカーと羊羹をいただきました。
ステッカーに書いてある祈祷内容も開発者の気持ちの的を得ていて素晴らしい!
イベントに参加すると人見知りなので、懇親会などは独りでポツンとしてしまうタイプなのですが、KAYACのスタッフの方や開発者の方も話かけていただき、非常に温かい雰囲気でした。
規模感も空気感も最高に良かったです。
個人的には悔やまれることも多かったのですが、次のアプリ開発へのモチベーションへ繋がりましたので、参加して良かったと思っています。
2回目があれば、また是非参加したいと思います。
この日は、たまにしか来ない新宿の夜を楽しむべく、思い出横丁で居酒屋などを3軒ハシゴして帰りました。