たかもブログ

お酒、スマホゲーム開発、Web制作のことなど好きなことを何でも書いています。事実のみすべて主観です。

溝の口、武蔵新城界隈では最強のもつ焼き『かとりや』を語る。

 

月に一回給料が入った土曜日によく行く店がありあります。
そのひとつが「かとりや新城店」。
かとりやは溝の口、自由ヶ丘、元住吉にもあるもつ焼きのお店です。 

この界隈では知る人ぞ知るお店です。
溝の口店は吉田類の酒場放浪記でも紹介されています。

土曜日の17時までにはちょっとした行列が出来ています。人気店ですので、早めに行かないと席が埋まってしまいます。かとりやの特徴として結構ギチギチに席を詰めて座る感じになるので、密着間が嫌いな人には向いていないかもしれません。

新城店はかとりやの中でも結構ゆとりを持って座れるので、溝の口や自由ヶ丘ではなく新城に来ています。一番ギチギチに詰めて座るのは僕の経験上自由ヶ丘店です。

ここで食べるものと酒の量はだいたい決まっています。

冷やしトマト、串5本(レバ2本、シロ2本、コブクロ1本)、もつ煮込み、レモンサワー2杯、樽酒2杯で大体3,000円いくかいかないかです。
たまに気が向いたら鳥刺しなんかも食べます。昔はレバ刺しは必須だったんですが、残念ながらもう食べることは出来ません。

 

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溝の口、新城あたりのもつ焼きではトップクラス

この辺りに焼き鳥屋は散見するのですが、うまいもつ焼きを食べさせる店というと僕の中ではかとりやしかありません。溝の口界隈にももつ焼きを出す店はあるのですが、どこの店もボリュームにかけて、かとりやと比べると満足ができません。

からしと辛味噌を付けて食べるのですが、これが美味い。
基本的には臭みの少ないレバーやもつを使っているのですが、それでも若干匂いはあります。そこでこの辛味噌や辛子と共に食すと、もつ独特の食感は残しつつ、臭みを消してくれるので苦手な方でも美味しく食べられるのです。

ぼくは最近塩で食べていますが、ここのタレもお勧めです。
真っ黒い濃厚な醤油ベースのたれで、これも甘辛くシロやレバーによく合います。

焼き鳥屋のタレとは少し違う、濃いくち醤油シロップのような感じです。

忘れてはいけないのがシロネギという焼いたモツ5本に白髪ねぎをまき散らして醤油ダレで食べる一品。こういう食べ方は他では見たことありません。一時期このシロネギにはまってました。初めて行った方は串5本も良いですが、シロネギを食べるとモツの可能性の広がりを感じます。

新城店から脱線して、これは自由ヶ丘店の話になりますが、ここの冷やしトマトにはオリーブオイルと生姜醤油が半々ずつかかっており、冷やしトマト革命ともいうべき一品です。以前はなかったのですが、常連客か誰かがトマトに醤油をかけて食べているのを見て考案したように思います。ぼくは一度、醤油をトマトにかけて食べてるおじいさんをかとりや自由ヶ丘店で見たことがあり、舌の感覚もぼけちゃってんじゃないかと思っていたのですが、生姜醤油をかけて食べると美味いんです。

これは自由ヶ丘店でしか見たことないので、自由ヶ丘店に行ける方は是非オーダーしてみて欲しい一品です。家でやっても結構美味しかったです。

 

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酒は升に注ぐ樽酒がお勧め

地酒などは(確か)置いていません。
ぼくは最近下手な地酒より、銘柄も確認せずに飲む酒もなかなか美味いことに気が付きました。以前焼酎ブームや日本酒ブームで銘柄を追い求めていましたが、一周回って外で安く酔えれば何でも良いや、という気持ちになってきました。

酒場で酒を飲む楽しみは雰囲気を楽しむ部分が多くを占めると思います。

ですので、地酒や銘柄にこだわるのであれば、家で晩酌すれば良いし、外で飲むのであれば銘柄にこだわらず、日本酒か焼酎、チューハイ、そういった感じで銘柄は敢えて聞かず、確認せず味わうのが酒場での味わい方です。

たしかに美味い地酒は美味いので、人と飲みに行く時には話のネタ的に一緒に選んだりもしますが、一人で意地汚く飲みたい時に銘柄なんて気にして飲んでてもつまらないです。

かとりやでお勧めは樽酒です。300円台で升に並々と日本酒を注いでくれます。
お好みで塩もきちんと付いてきます。

一度食べると病みつきになるジャガイモ入りのもつ煮込み

かとりやのもつ煮込みは最高です。
ジャガイモが入っているのが特徴で、味噌ベースのピリ辛な味付けにジャガイモの甘味ととろみが混ざってもつの臭みをうまく消しています。

大量のネギは乗っていて、ぼくはこれにばっさばさと一味唐辛子を振りかけて食べるのが好きです。もつ煮込みを食べるタイミングは一番最後です。締めの代わりに食べるのですが、味噌ベースの甘味のある汁が最後の締めにちょうど良いんです。

レモンサワーを2杯ほど飲み終わり、木の升に注いでくれる樽酒を飲む頃に日本酒のアテとして頼みます。煮込みにはサワーより日本酒です。焼き物を食べる時にはサワーのような炭酸飲料が合いますが、汁物で酒を飲む時に炭酸が邪魔です。

お腹にゆとりがあるときは、日本酒のアテに厚揚げを頼んだりすることもあります。

 

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月に一回の楽しみですが、武蔵新城という街が結構好きで大体かとりやが開店する17時まで武蔵新城の商店街を軽く缶チューハイ飲みながら散策して、16:50くらいにはかとりやに並ぶ、といった感じです。

武蔵新城という街は時々変な方もちらほらとしていて、神経質な方には治安のよい街とは言い難いのですが、この雑多な感じが酒を飲むにはちょうど良いのです。