たかもブログ

お酒、スマホゲーム開発、Web制作のことなど好きなことを何でも書いています。事実のみすべて主観です。

ペアルック恐怖症

今週日曜日、近所のスーパー「ライフ」に家族で買い物に出かけた際、70歳くらいと思しき老人が私の着ていたユニクロのシャツとまったく同じシャツを着用していた。
それを見た妻が大爆笑で、帰りの車の中でもいつまでもニヤニヤしているという私にとって耐え難い屈辱を与え続けていた。
(だから、ユニクロの服は危険なのだ。安価で無難なデザインで利用しやすいのだが、かぶってしまう恐れが非常に高く、ユニクロでは絶対に柄物は選ばないようにしていたのに、チェック柄で被るとか迂闊であった。)

 

通勤電車でもそうだが同じ服や同じ鞄を持っている人が近くにいるとたまらなく恥ずかしくなり、そもそも知り合いでもないのに知らんぷりをしてしまう。
靴やズボンがかぶっていても恥ずかしくはないのに、シャツや鞄は恥ずかしい。

 

これは今に始まったことではなく昔からそうだった。
誰かと服がかぶるのがたまらなく嫌だ。
高校時代に話は遡るが、予備校の夏季講習に通っていた時、よく一緒に通っていた友達が同じ色のシャツを着ていたことがあり、その時は一緒に帰らず講習も離れて受けた。
他の友達からはペアルックとはやし立てられ大変に恥ずかしい思いをした。
そういう時に限って帰りの電車時間をずらしたつもりなのに同じ時間の電車に乗ってしまうものだ。藤沢駅から小田原までの40分程度の時間が物凄く長く感じた覚えがる。

 

何故だろうか。
改めてよく考えてみた。

同じ服を着ている人とすれ違うと何かシンクロするものがあり、途端に近しい人と偶然すれ違った感じが恥ずかしさを生むように思うのだ。
もし、目が合ってしまったらどうしよう、向うにも気が付かれたら気恥ずかしい、知り合いでもないのに意識してしまう、つまり自意識過剰がもたらすものなのだ。

恐らくペアルックの相手方は何も感じていないし気が付いてもいないだろう。
別に意識しなければ、服なんて量販店で買っていればかぶることもあるだろうと思うのだが、でも、なんかやだ。

 

もし、目があったら「どうも~」なんて挨拶をかわす位、赤の他人と距離が縮まってしまうような感覚。なんか嫌なのだ。