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たかもブログ

溝ノ口周辺のこと、スマホアプリ開発、お酒や自分の意見などを好き勝手に書いています。

経営者目線や売り上げを制作者に投げかけるナンセンス。

Web制作
最近時々話題になる「経営者目線で考える」という言葉。
個人的には経営者の逃げが入っているようであまり好きではありません。
これは制作会社で社員として働いている時も、経営者として会社に携わっている今も変わりません。
 
特に小さな会社ほどこういうことを社員に投げかける傾向にあるように思います。
 
でも、言いたいことはわかります。
経営側もそんなに大きな期待をして言っているのではなく、会社への貢献のために自主的に考えて動いて欲しい、という意味で言っていると思うのですが、どうも現場の制作者には伝わっていない、響いていないように思います。
むしろそれをしつこくやることで制作者のモチベーションを落とさせてさえいるように思います。
何社かで経験があるのですが、月々の売り上げ金額を見せて意識をさせるということ。
 
月々の自分たちの働きの規模を数字で見せるという意味では全く意味がないわけではないと思いますが、その金額に対して自分たちの給料が月々アップするわけでもないし、金額が大きくても小さくても月給はすぐには変わらないのでピンと来ないというのが正直なところでしょう。
 
新規に営業して案件を取ってこい、などの無茶を言ったらみんな辞めていくだけの話です。(実際に自分がDM配信やらテレアポなんかをやったこともあるのですが、制作の合間にやるようなことに成果は出ませんでした。)
 
大体、こういう話は売り上げが上がっていない時にするもので、最終的には会社が何とかすべき問題だ、とかうちの制作スキルが低いからだ、とか制作者と経営者の大人気ない責任の擦り付け合いになってしまったりするものです。
 
では真面目に考えると作ることが仕事の制作者には何が出来るのでしょうか。
 
制作の見積りというのは人が動いた時間と人数で算出することがほとんどです。
ということは予定していた時間より早く正確に作りあげればその時間分、他の案件などを同時で進めたりすることが出来ます。その時間分会社は得したことになります。
ひとりの制作者が多くの売り上げにかかわることが出来るわけです。(案件があれば、の話ですが。)
 
あと、新しい技術の取得。
たとえばスマートフォンアプリを今まで作れなかったけどObjective-Cを勉強したから会社からアプリをリリースできた。
それによって広告収入や受託の仕事依頼が来るようになった。
 
まさに売り上げに貢献することになります。
 
ですので、制作者はより一層腕を磨く、それしかありません。
制作者は技術を提供するのですから答えは決まっています。
 
結局はこういう結論に達するし、制作会社の経営者であればそういう結論を出して欲しいというのは共通していると思います。
それを売り上げを見せて意識をさせる、経営者目線で考える、という言葉で制作者に考えさせる、という過程がナンセンスに思えて仕方ないのです。
 
時間もお金も余力があって社員教育の一環としているのであれば良いと思うのですが、会社の按配が良くなくて苦肉の策でこういった話をするのは感心できません。

やって欲しい、意識して欲しいことを伝えたうえで売り上げや会社の現状を話して、協力してくれるように頭を下げる、これで良いのではないかな、と思います。
上から課題を投げかけるより、制作者もずっと協力的な気持ちになるのではないかな、と思うわけです。