川崎 馬肉の「型無夢荘」
妻の帰省にかこつけて川崎まで独り飲みへ。
南武線を乗り継いでまで、何故に川崎まで来たかというと以前から気になっていた馬肉の専門店「一心」に行きたかった。
しかしながら生憎満席。
やはり人気があるのか、、
親切な店員さんが姉妹店があるとのことで案内してくれ、一心から徒歩3分程度の型無夢荘へ案内してくれた。若い店員さんで活気が溢れる店内で、正直独りで来ているような客は私のみ、最初は非常に居づらい感じだったが、何のことはない、独り出来ている自分なぞ誰も気にも掛けていない。
角席にうまいこと入れていただき、主にカップルが珍しいメニューにキャッキャ言いながら飲んでいるのを眺めながら独り酒を楽しんできた。
一杯目ハイボール。
金属のジョッキで飲むのもなかなかに良い感じ。
お通しの焙りシメ鯖。
煮物とか、残り物のようなお通しが出る店が多い中、お通しに一工夫あるとなかなかにうれしい。
長芋ワサビ。ワサビと長芋の相性が良いのは我らが溝の口たまい本店の長芋そうめんで立証済みでるので、当然美味。
ワサビが本ワサビのようで、辛過ぎず午前中から飲みっぱなしの胃に優しい。
馬ハツモトのおろしゆずポン酢。
これは姉妹店の一心でサービス拳をいただき、サービスでの一品。
心臓に近い部分の肉だそうで、触感はイカの燻製の太いバージョンといった所。
正直味自体はほとんどポン酢に取られてしまい、食感を楽しむだけのようにも思われる。
馬肉のメンチカツ。
ソースなど何もかけずに食べるとのこと。
メンチカツがやはり牛肉に勝るものはない。馬肉自体味が濃くないのでメンチカツにするのはビックリメニューというだけで馬肉ならでは!というものでもない。
最後に馬肉の3点盛り。
真ん中がタテガミということは覚えているのだが後の肉は店内の騒々しさであまりよく覚えていない。馬刺しというとニンニク生姜、醤油でいただくことが多いが、この店は甘い専用ダレでいただく。
タテガミはねっとりと甘く、上品な脂肪を食しているような感じ。
あまり長い間咀嚼するようなものでもなく、甘みとねっとりした舌触りを楽しんで、焼酎のロックで流し込むのが良い。
他の肉はやはりサシの甘みがある方が美味い。
個人的には甘いタレがどうも胃に重く、もう少しさっぱりとした醤油で食べたかった感じがした。
======
この店はリーズナブルな価格で馬肉が色々楽しめるので好きな人にはオススメ。
店員さんも若いが感じの良い方が多いように感じた。
最後に店員さんのイラスト付き名刺などいただいたが、正直扱いには困ってしまう代物であった。
後日談ではあるが、この日に暴飲したせいなのか、何が原因なのか分からないが猛烈な腹痛に襲われた。胃が疲れている時には、生肉など大量に食さない方が良いのかもしれない。