シメに吉野家で飲む。
昔から思っていたのだが、吉野家で飲む冷酒はうまい。
やけにキンキンに冷えていて、すっきりした甘みと喉越しで、べったりとしたまとまり付いてくるような日本酒臭さがない。(日本酒好きにはたまらないのだが、所謂日本酒が嫌いな方の感じると思われる臭さ。)
日本酒が苦手な方でも飲めるタイプでしょう。
吉野家の冷酒は「柏露・本醸造生貯蔵酒」というお酒だそう。
これがまた、牛皿によく合う。
吉野家の牛丼の具は個人的な感覚だと他店と比べてしつこい甘みがなく、醤油の塩辛さも控えめで一番美味いと思っている。
ビールよりは冷酒と相性が良い。
ビールだと腹が膨れすぎて、その後飯を食うのに按配が良くない。こういった甘辛いものには日本酒か焼酎という個人的な主観ではあるが、、
私はいつも吉野家で飲む時は牛鮭定食と一緒に冷酒を頼む。
酒と一緒に食べる時の順番。
まずは一杯飲む。
次に牛皿に紅しょうがをのせて唐辛子を大量にふる。
紅しょうがのすっぱしょっぱさが牛皿の甘みを持ったたれを引き締めてくれるので最高の冷酒のアテになるのである。
これをアテに牛皿と時々おしんこで冷酒を一合。
最後に牛皿の少し余ったつゆと鮭でご飯をいただいてシメる。
これが腹の按配にもちょうど良く、ちょっと軽く飲んでからシメの吉野家はなかなかに良い。
味噌汁のどこか人工的な味もまた、あっさりと飲んだ胃に優しい気もする。
一度に3合まで出してもらえるらしいが、吉野家でちんたら3合も飲むもんじゃない。
昼に軽く一杯、かシメに一杯が良いんじゃないかと私は思う。